AI作品ではない理由。創作は人間から始まる。

90年代J-POP作曲研究

まず最初に、一番大切なことをお伝えします。

まず結論からお伝えします。

FREE BGM RECORDSで公開している歌もの作品は、AIがゼロから生成した楽曲ではありません。

原曲・原版は、すべて私自身が作詞・作曲・アレンジし、自ら歌唱、または歌唱制作を行ったオリジナル作品です。

その完成した原曲をもとに、AIを歌唱・演奏・アレンジ表現の制作ツールとして活用し、新たな作品へと発展させています。

つまり、AIに「曲を作ってください」と依頼しているのではなく、人間が制作したオリジナル作品を、AIによって新たな形へセルフカバーしているという制作方法です。

私は30年以上作曲を続け、さらに約3万曲に及ぶAI音楽を制作・研究してきました。

その結果、一つの結論にたどり着きました。

🎵 90年代J-POPスタイルのオリジナル楽曲はこちら

この記事で紹介している90年代J-POPの作曲理論をもとに制作したオリジナル作品を公開しています。

試聴はこちらからどうぞ。
https://www.freebgm.jp/record-vr1.php


私が本当に作りたい音楽は、AIだけでは作れない。

だから現在は、自分自身が制作した原曲を出発点とし、その作品をAIで新たな表現へと発展させるという制作方法を採用しています。

AIが創作者なのではありません。

創作者は人間であり、AIはその作品を表現するための制作ツールです。

しかし実際には、このサイトをご覧になった方から、

「AIが作った曲なんですよね?」

と言われることが少なくありません。

その誤解をなくすために、この記事を書くことにしました。


私は約3万曲のAI音楽を制作・研究してきました。

現在、私は約29,000曲、まもなく3万曲に届くAI音楽を制作・研究し、無料BGMサイトで公開しています。

これだけAI音楽に触れてきた人は、それほど多くないと思います。

もちろん歌ものについても数え切れないほど研究しました。

新しいAIが登場するたびに試し、

新しいモデルが公開されるたびに比較し、

何千曲、何万曲という単位で制作を繰り返してきました。

最初は本当に衝撃でした。

「ここまでできるのか。」

「これなら人間はいらなくなるのではないか。」

「このままメジャーでも通用する作品が作れるのではないか。」

そう思うほどでした。

AIの進歩は想像以上でした。

私自身も、その進化に驚き、時には恐怖すら感じていました。


しかし、一つだけ不思議なことがありました。

それは、

自分で生成したAI音楽を、自分自身が何度も聴きたいと思わなかったことです。

ここで誤解してほしくないのは、

「AI音楽はつまらない」

と言いたいわけではありません。

完成度は高いです。

アレンジも素晴らしい。

歌も上手い。

構成も整っています。

むしろ「よくここまで作れる」と感心する作品ばかりです。

しかし、

私は30年以上作曲を続けてきた人間です。

昔から、自分が本当に聴きたい音楽を作るために作曲を続けてきました。

だから、自分の作品は何度でも聴きたくなる。

細かい音まで聴き返したくなる。

そんなタイプの作曲家です。

ところがAIで制作した作品だけは違いました。

「すごい。」

そう思う。

でも、

「もう一度聴こう。」

とはならない。

その温度差が、私には非常に不思議でした。


気のせいではないかと思いました。

何度も制作しました。

違うジャンルでも作りました。

歌ものも作りました。

ロックもポップスも作りました。

それでも結果は同じでした。

完成した瞬間は感動する。

でも数日後には、

「もういいかな。」

そう感じてしまう自分がいました。

そこで私は考え始めました。

なぜなのか。


人間の音楽には「その人にしか作れない理由」がある。

そこから私は、自分が30年以上研究してきた音楽をもう一度見直しました。

特に90年代から2000年代初頭のJ-POPです。

私は以前から、

なぜあの時代の曲は耳に残るのか。

なぜ同じコード進行なのに感動するのか。

なぜサビだけ急に景色が変わるのか。

そんなことを研究し続けてきました。

そして改めて気付いたことがあります。

人間の作曲は、

理論だけでは説明できない。

「なぜここでそのメロディになるのか。」

「なぜそこで転調するのか。」

「なぜ普通なら不自然な構成なのに成立するのか。」

「なぜ七度へ飛ぶようなメロディなのに心地よく聴こえるのか。」

そういう”その人だから選んだ”という瞬間が、名曲には数え切れないほど存在します。

そして、それは歌い手本人の声や癖、息遣い、表現方法と結び付いた時に初めて、一つの作品として完成します。

私はそこに、

人間の音楽の面白さがあると思っています。


だから私は、この制作方法を選びました。

私はAIを否定しているわけではありません。

むしろ誰よりもAIを使っています。

しかし、

創作の出発点だけは、人間でありたい。

そう考えています。

だから現在公開している作品は、

まず私自身が作詞・作曲・アレンジしたオリジナル作品があります。

その原曲をもとに、

AIを歌唱・演奏・アレンジ表現の制作ツールとして活用しています。

つまり、

AIに曲を作ってもらっているのではなく、

自分が制作した楽曲を、新しい表現方法でセルフカバーしているという感覚に近いのです。

この違いは、とても大きいと私は考えています。


最後に

AIという言葉だけが一人歩きすると、

「AIが全部作っている。」

そう思われてしまうことがあります。

しかし実際には、

作品の出発点も、

メロディも、

歌詞も、

世界観も、

すべて人間が生み出しています。

AIは、その作品を新たな形で表現するための制作技術です。

この制作方法については、今後も研究を続けながら、少しずつ記事として公開していこうと思います。

また、私が長年研究している90年代J-POPの作曲分析について興味をお持ちの方は、こちらもぜひご覧ください。

90年代J-POP作曲研究
https://www.freebgm.jp/category/90s-jpop/

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